自分の身近な人に借りる方法だろう。
しかしルールを守らないと、今後の人間関係に影響を及ぼすことも。
お金の無心をお願いする前に注意すべき点についてまとめてみたよ。
どうしてもお金が必要な場合、友人や知人、家族などから借りるという方法があります。
しかし、個人間でのお金の貸し借りは、信用だけを担保に行なわれるものですので、注意しなければ今後の相手との付き合いや、周囲との人間関係に影を落としかねません。
そのような困った事態に陥らないためにも、人からお金を借りる際の最低限のルールや注意点などについて紹介します。
【実録】お金を貸して人間関係が崩壊した話

上のやり取りを見て、心当たりがある方も多いのではないでしょうか?
これは、実際に筆者が経験した借金でのトラブルを再現したものです。貸したお金は15万円で、当時20代だった筆者にはとても大きな金額でした。
当然これだけの金額を貸しているわけですから、相手に対しては「ちゃんと責任を持って返してくれるだろう」「全部は無理でも、一部だけでも返してくれるんじゃないか」と考えますよね。
しかし期日になってもお金は振り込まれず、「返済はまだ?」とメッセージを送ると、逆に「俺だってしんどい」「それならもう借金してくる」とキレられる結果に。
少しだけ、すぐに返せば大丈夫と思っていても、このようにちょっとしたことで人間関係は崩壊してしまいます。
大切な人にお金を借りる前に、まずは「自分はこうならない保証があるのか?」「こうなってしまったらどうするのか?」と、自分自身に問いかけてみて下さい。
なぜ、お金の貸し借りで人間関係が壊れてしまうのか?

例えば、「ジュース代をおごる」「数千円立て替える」といった経験ならしたことがある方も多いのではないでしょうか?
その位なら、人間関係に大きなヒビは入りません。むしろおごってあげたことで感謝の気持ちが生まれて、関係が良くなることもあります。
それなのになぜ、「人にお金を借りる」ことがダメなのか。ここでは、お金の貸し借りで人間関係が大きく崩れる理由を解説します。
人にお金を借りては行けない理由
「人に借りる」時点で、返済が期待できない
「まとまったお金(現金)が必要だ」と思った時、あなたならどんな選択肢を考えますか?
- キャッシング
- カードローン
- 消費者金融
- 質屋
「借金は嫌だ」というなら家のものを売ったり、どうにか稼ごうと考えたり、とにかく自分自身で何とかしようと考えますよね。
でも、キャッシングやカードローンの場合は審査があります。収入が少ない人や、「返せる見込みがない」と判断された人は借りたくても借りることが出来ません。
つまりキャッシング等を使えずにあなたの元へ来ている時点で、返済能力が限りなく低いと言えるのです。
質屋の場合も、そもそも利用できるようなもの(ブランドバッグやアクセサリー等)を持っていないと大したお金になりません。
また、上記のような手段を検討せずにお金を借りたいと言ってきているのなら、それこそ問題だと言えるでしょう。
貸しているはずなのに、罪悪感が生まれる
貸したお金が期日までに返って来なかったとしても、大抵の人はすぐに怒ったりしません。
相手が親しい人の場合、「返済はまだなの?」と催促したくない、という気持ちが大きいためです。
お金を貸してあげるほどの優しさがある人ですから、返済を迫ることに罪悪感が生まれてしまうのです。
また、返済を催促すると大抵「今日返そうと思ってたのに」「もうちょっと待ってよ」と言われたり、ズルズルと引き延ばされてしまいます。
そういった状態で重ねて催促することは難しく、更に返済されない期間が延びてしまい…と、悪循環になってしまうことが、お金の貸し借りがよくないと言われる原因の一つです。
返して貰えなかった時、相手を許せなくなる
お金の貸し借りでは、通常は起こるはずのない感情が沸き起こってきます。
それが「許せない」「憎らしい」といった感情です。
相手からお金が返ってくれば、何の問題もありません。しかし何度も催促したのに結果返ってこなかったりすると、相手に対する怒りや憎しみの感情が湧いてきます。
その結果、待っているのは人間関係の破滅であり、こうなってしまうと元の関係に戻ることはほとんどありません。
どれだけ大事に思っている関係でも、額の大小に関わらず、お金を借りてしまったことでここまで大きな事態に発展するのです。
そう考えると、クレジットカード現金化やカードローンでお金を作る方がはるかに安全と言えます。
一見リスクが低く、気軽に頼ってしまいそうな「人にお金を借りる」という手段は、実は最終手段であると覚えておきましょう。


誰から借りる?身近な人からお金を借りるときの心得

まず、身近でお金を借りられそうな相手にはどんな人がいるでしょうか?
ここでは3つのケースを考えてみました。
お金を人から借りる時の選択肢
1.家族や親戚から借りる

<span”>家族や親戚は、関係が良好であればもっとも信頼できる借入先と言えます。
未成年であれば、まず頼るべきは両親でしょう。
実家に住んでいて両親と同居している場合は、他人をあてにするより、まず両親に相談してみるのが一番です。
親子関係が良好であれば、少額ならまったくの掛け値なしにお金を借りることも可能でしょう。
親以外では、兄弟も比較的相談しやすい相手です。
<span”>祖母や祖父、親戚なども、場合によっては気持ちよく力を貸してくれる存在と言えるでしょう。
2.友達や恋人から借りる
両親と疎遠だったり、親族に内緒にしたかったりする時に頼れるのが、友人や恋人です。
普段から誠実に接していて、きちんと信頼関係が築けているのであれば、金額によっては貸してくれる可能性もあります。
ただし、お金の貸し借りに関しては、人によって価値観の差がかなりありますので、許容できない相手の場合は一気に人間関係にヒビが入りかねません。
ですから、お金の話を切り出すのはかなり慎重になる必要があります。
決して強要などはせず、事情も正直に話すようにしましょう。
3.同僚や会社の仲間から借りる

身内や友人、知人などに話すことが難しい場合は、会社の同僚なども相談相手の候補となります。
ただし、相談相手によっては会社での立場や信用度が落ちることにつながりますので、相手選びや切り出し方に注意が必要です。
口が堅く信用できる相手を選んで、誠実に相談しましょう。
また、断りづらい雰囲気にしてしまって、最終的にはお互い職場で気まずい空気になってしまった…ということもないように、相手に選択の余地をしっかり与えることも大切です。
職場は大切な収入を得る場ですので、これ以上金銭的にピンチにならないよう、なるべくトラブルを起こさないような相談の仕方を心がけましょう。
人からお金を借りる時の注意点6つ

人からお金を借りる場合に特に気をつけるべきポイントについて紹介します。
お金を借りる時の注意点まとめ
①借りるために嘘はつかない
業者と違い、知人間のお金の貸し借りは『信用』がすべてです。
相手はあなたを信用してお金を貸すわけですから、借りる立場では常に誠実でいなければいけません。
『なぜお金が必要なのか』『なぜ自分でお金が用意できないのか』『どのように、いつまでに返済する予定か』などは、最低限きちんと示す義務があります。
借りやすい言い訳・理由について
借りる側は安易な気持ちでも、貸す側はかなりのストレスを感じます。
なぜ自分から借りようとするのか…本当に返してくれるのか…金融機関などを利用すれば良いのでは…などの考えが、口には出さなくても頭の中には浮かんでいます。
正直に言って、お金を借りる相談をした時点で、ある程度の信用は失ってしまうことは避けられません。
だからこそ、少なくとも相手にウソをつくのはダメです。
お金を借りる理由としては、『冠婚葬祭』『財布を落とした、なくした』『生活費が足りない』などが同情されやすくなりますが、ありもしない理由をでっちあげるのはやめましょう。
ウソがバレてしまうと、ただでさえヒビの入りそうな人間関係が、さらに崩壊してしまいます。
人間関係には初めから悪影響が出る覚悟で、正直に切り出しましょう。
②一筆、借用書を書く

いざお金を貸してくれるとなった場合、口約束だけで済ませるのはトラブルの元です。
<span”>たとえ親しい間柄であっても、必ず借用書を交わしましょう。
借用書を作成したら、相手に原本を渡し、自分もコピーを持つようにします。
借用書があれば、借りた金額や利息の有無、返済の期日などが記録されますので、後々のトラブルを防げます。
金銭消費貸借契約書の記載事項について法律上の定めはありませんが、一般的には以下の事項を記載します。
- 借主の氏名、住所、押印
- 貸主の氏名、住所、押印
- 貸借した金額
- 貸借した日付
貸した側だけでなく、借りた側も実際に借りた金額や利子を上回る請求を避けることができますので、借用書は非常に重要です。
また、ネット上には無料で正式な借用書を作成したり、返済が滞った際に催促を代行してくれるサービスもいくつかあります。
お互いの関係を保つためにも、こういったツールを活用してきちんと管理しておきましょう。
借用書の一般的な書き方について
借用書の書き方はインターネットなどにテンプレートがありますが、記入する項目としては以下のようなものがあります。
- 金銭の授受があった日付(借用書の作成日)
- 貸主の名前
- 『借用書』という記載
- 借主が金銭を受領したという旨の記載
- 借りた(貸した)金額
- お金の貸し借りした日付
- 返済期限
- 返済方法(振込・手渡しなど)
- 借主の住所・指名・押印
また、正式な書類として、借りるお金が1万円以上になる場合は収入印紙が必要となります。
金額は改ざん防止のために『金○○円』と詰めて書き、アラビア数字ではなく大字で書きます(壱や弐などの改ざんされない漢数字)。
返済期限の項目がないと、借用ではなく贈与とみなされる場合があるため、必ず設定しておきましょう。
③返済期限を決めて必ず守る

借りる金額を問わず一番重要なことは、『返済期限を必ず守る』ということです。
「業者じゃないんだから多少遅れてもいいだろう」という考えでいると、貸してくれた当人だけでなく、その周囲の人間関係にも悪影響を及ぼします。
本人には直接言わなくても、期限を守らなかった時点で信用はゼロになってしまったと考えるべきです。
次からは二度とお金を貸してくれないでしょうし、今までの友情が壊れる可能性も十分にあります。
お金を借りた時点で、多少なりとも信頼関係にはヒビが入っていますから、せめて約束通りに返済することが、それ以上信頼を失わないようにするために一番大切なことです。
④利息をつけて返すことを提案する
知人からのお金を借りることは、借りる側にとっては助かりますが、貸す側にとってはまったくメリットのない迷惑行為に他なりません。
相手が知人なので断りづらい上、返済してもらえなくても催促しづらい…という状況に立たされます。
だからこそ、せめて少しでも利子をつけて返すことを提案してみてはいかがでしょうか?
相手からではなく、借りる側から提案するようにしましょう。
消費者金融並みとまでは言いませんが、5%~10%程度の利子は付けるようにするのがベストです。
⑤返済するまでは追加借入は絶対頼まない
友人や知人にお金を借りた場合、返済が終わるまでは追加の借入は絶対に頼まないようにしましょう。
そんなことをしてしまっては、「前に貸した分も返してもらえないのでは…」と疑われてしまいかねません。
何より、呆れられる可能性大です。
せっかく信じてお金を貸してくれている人を裏切る行為とも言えますので、追加借入をしなくていいように、借入をしている時はいつもより一層計画的にお金を使いましょう。
⑥完済したら1杯おごる
利子を付けたにしろ付けなかったにしろ、あなたを信用してお金を貸してくれた人に対して<span”>感謝の気持ちを示すことは大切です。
返済が完了した際に、お礼として1杯おごるぐらいの態度は示したいものです。
きちんとした返済とお礼ができれば、逆に今までより信用が増すことも十分ありえるでしょう。
ちょっとしたお礼でもいいので、ぜひ感謝の気持ちを何らかの形で表してみてください。
人からお金を借りる際の上限額は?いくら借りれるか

身近な人と金銭の貸し借りをする場合、気になるのが『いくらまでなら大丈夫か』という点です。
人によって感覚や考え方は違いますが、一般的には「信用だけで貸すのは10万円まで」と考える人が多いようです。
どんなに多くても基本的には100万円が限度で、その場合は正式な借用書や返済計画、返済期日などを示す必要があります。
<span”>借用書には法的な効力も伴いますので、返せなくなってトラブルに発展してしまった…などということがないようにしましょう。
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まとめ:簡単に思えるが、できれば避けたい借り方

家族や友人からお金を借りるのは、思っている以上にリスクが高いです。
借りる側は信用を失うリスクがありますし、貸す側もストレスを感じてしまいます。
そもそもお金の相談をする時点で、相手との関係は今までどおりではなくなる覚悟をしましょう。
できるなら、避けたい借入方法の一つです。
特に肉親以外を頼る場合は、人間関係に注意してお願いしましょう。
正直に事情を話すのはもちろんのこと、利子をつけて返すことを提案したり、借用書をきちんと交わしたりするなど、最大限の誠意を見せることが大切です。
ちなみに、SNSやネット掲示板で知り合った相手からお金を借りる「個人間融資」もありますが、詐欺や性犯罪に巻き込まれる恐れがあります。
見ず知らずの人からお金を借りるのは、絶対にやめてくださいね。